「ビジネスの仕方がとにかくエグい」 作家が取材の先に行きついた「マネーのモンスター」 (3/5ページ)
人脈もワールドワイド。とても自分には無理というか、絶対にお金持ちになれないなと痛感しました(笑)。
あとは度胸ですね。投資はまさに度胸がない人が負ける世界です。一時期、優秀な学生がこぞってゴールドマン・サックスのような外資系投資銀行に就職していましたけれど、優秀で自信にあふれた若者を引きつける魅力があるのだろうなと思います。
■「君たち、人殺しの顔が見たくはないのか」と言った伝説の編集者 ――有馬は元新聞記者ですが、今の新聞に対して絶望している姿がうかがえます。【『特捜投資家』登場人物】
有馬浩介
元全国紙社会部記者。現在は売れないフリージャーナリスト。無駄に正義感が強く妙に涙もろい。取材力は抜群だが文章力に難あり。
五反田富子
通名・椎名マリア。クールな美貌と巧みな弁舌で豊富な人脈を築き、成功した男たちを渡り歩く「サクセス・ジャンキー」。バツイチ。
兵頭圭吾
板橋区大山で学習塾を経営する冴えない中年。秘めたる野望を抱きながらも、若者の教育に情熱を注ぐ。妻の雪乃はなかなかの美人。
城隆一郎
凄腕の個人投資家。数百億の資金を動かし莫大なカネを稼ぐ生粋の一匹狼。その過去は謎のヴェールに包まれている。“金融界のイチロー”。
永瀬:新聞社の方にお話を聞いても、自分たちの行く末に対して不安を覚えていらっしゃる方は多いです。特に今の若い人たちは紙の新聞を読まなくなっていますよね。それなのに変革を進めることができず、徐々に体自体が劣化してしまう。正直なところ「ゆでガエル状態である」と。そのことに対して有馬は怒りを抱いているわけです。
