実は日本人にも多い!? 著しく早く老化が進んでしまう【早老症】とは (2/4ページ)
この疾患の患者において、約1年間の老化は健常者の10年程度に相当します。そのため、皮膚では角化などの変化が起こります。
また、動脈硬化による血管障害の進行が早いため、糖尿病や高コレステロール血症を発症する可能性が高く、脳卒中や心筋梗塞などの病気が多く起こります。
平均寿命は10〜13歳程度です。現在までに約140症例が確認され、そのうち9割以上が白人となっています。*1
ウェルナー症候群
ウェルナー症候群は、20代くらいから老化現象がはっきりしてきます。脱毛や白髪、両目の白内障が特徴であり、全身の筋肉量の低下、皮膚の角化が目立ちます。
また、20代頃から動脈硬化による糖尿病や高コレステロール血症が始まり、40代くらいまでの間には脳卒中や心筋梗塞などの死亡例もあります。
現在では早期治療が行われ、平均寿命は50~60歳程度と伸びています。しかし、悪性腫瘍の発生率が高い傾向にあったり、細菌感染をともなう皮膚の潰瘍(かいよう)を繰り返しやすかったりと、適切な治療が必要になることもあります。
日本では約2,000人の発症報告があり、世界の報告のうち6割程度を日本人が占めています。