山中慎介×板垣恵介「10年に1度の無慈悲なKOはすごかった」最強“漢”対談 (5/6ページ)
山中 でも、もう引退してしまいましたからね。もう戦う男じゃなくなりましたし。最近は表情が緩くなったと、よく言われるんですよ。それが嫌で、トレーニングを増やさなきゃと思いますけど。
■今度の『バキ』シリーズは相撲
板垣 みんな、そういうこと言うんだよね。自分が洞察力があるって思われたいのかね? 俺もこの仕事していて、ヒゲ剃らないでお店とか行くと、絶対言われるもん。「疲れた顔してますよね」って。大きなお世話だよ(笑)。だから俺は外に行くときは、必ずオシャレしていようって決めてる。
山中 そういう意味では現役感って大切ですよね。だから、僕も動き続けないと、と思っています。最低でも毎日のロードワーク。それが、これから何をするにしても、今後につながっていくはずですから。
板垣 男はさ、何歳になっても現役でいることが大切だよ。日常から支持者(ファン)の視線を意識する。いきなりオシャレしようとか、体重を落とそうとか、モテようとか、女の子と接触しようったって難しいからね。あ、あと忘れちゃいけないのが、奥さんや家族には優しく(笑)!
山中 現役でいること……、いろいろな意味で大切ですよね。そういえば、現役バリバリの漫画家である板垣先生は、新しい『バキ』シリーズの連載が、もうすぐ始まるんですよね。この間が相手が剣豪の宮本武蔵でしたが、今回は?
板垣 今度は相撲。相撲の神様である野見宿禰の2代目が相手なんだ。
山中 なぜ相撲を題材に?
板垣 以前ね、朝青龍と握手したときがあるんだよ。彼の手は、俺がそれまでに出会った空手や総合の選手と比べても、どの選手よりも手がぶ厚かったんだ。俺の手なんか、すぐにプチッと潰されてしまいそうな、本当にすごい手をしていて……。ひょっとしたら、相撲は凄ぇんじゃねぇか!? って思ったんだ。どんなスポーツを観ても、人間が全力で動けるのは10秒くらい。相撲はまさに、その10秒のぶつかり合いなんだよね。