森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★いきなり白旗の日米貿易交渉 (2/2ページ)

週刊実話

制裁と報復の関税引き上げはエスカレートして、9月24日に発動された第3弾では、ついに米国が中国から輸入する商品の半分に制裁関税がかかるところまでいった。

 私は、第3弾発動の前に中国が妥協すると見ていた。中国の専門家によると、そのプランも中国は準備していたという。しかし、トランプ大統領の暴挙に対して、徹底抗戦を決めたそうだ。今後、関税の引き上げで、中国の輸出にブレーキがかかり、中国経済は確実に苦しくなる。しかし、同時に米国も物価上昇で苦しくなる。そうした切羽詰まった状況になって初めて、落としどころが見えてくると、中国は考えたのだ。

 トランプ大統領のやっていることは、明らかに“カツアゲ”だ。その行為に対して、いきなり財布を差し出した日本と、財布を握りしめボコボコに殴られた中国。どちらが正しいか、判断は分かれるかもしれない。だが、明らかなことは、無抵抗ならカツアゲはエスカレートするということだ。

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