「中学聖日記」が取っ散らかり過ぎて、もはや吉田羊の主演でいいとの声も

アサジョ

「中学聖日記」が取っ散らかり過ぎて、もはや吉田羊の主演でいいとの声も

 有村架純の演ずる女性教師が、教え子の中学生と禁断の愛を交わすドラマ「中学聖日記」(TBS系)の第2話が10月16日に放送され、前回から微増の視聴率6.5%に終わった。これは香里奈の主演で2015年10月期に放送された「結婚式の前日に」が記録した4.6%以来、TBS火曜22時ドラマの第2話としては最低レベルの結果となっている。

「なにより話が取っ散らかり過ぎていて、どの部分に注目して観ればいいのかが分からず、視聴者としては落ち着かないことでしょう。本題はあくまで有村と男子中学生の禁じられた愛なのに、劇中では有村の婚約者が勤める会社の上司として吉田羊がけっこうな頻度で登場。しかも吉田が男性も女性もイケるタイプで、女性バーテンダーと妖しい関係になる場面まで出てきます。原作マンガにも吉田の役に当たるキャラは登場しますが、女性と絡むシーンはなし。これもまた話が取っ散らかる原因のひとつとなっています」(テレビ誌のライター)

 ほかにも視聴者を惑わす要素は少なくない。たとえば先輩教師役の友近と男子中学生の母親を演じる夏川結衣が似すぎており、注意していないと混乱してしまう始末。また母親の部下として登場するマキタスポーツは、本来は味のある役者にも関わらず、本作では一人でぎゃあぎゃあと騒いでおり悪目立ちしている有様だ。

「そもそも原作での吉田は、婚約者と男子中学生の間で揺れる有村を引き立たせるためのスパイス的な立ち位置。ところがドラマ版では吉田の存在が目立ちすぎており、しかも女性バーテンダーを演じるモデルの中山咲月がジェンダーレス女子として人気なので、むしろ二人の関係に気を取られる視聴者も少なくありません。一部の視聴者からは『もはや吉田羊主演のドラマでいいよ』との声まであがるほどですし、キャストとテーマを詰め込み過ぎて主題が見えなくなるという失敗パターンの典型例になっています」(前出・テレビ誌ライター)

 もし本ドラマが大コケした場合には、吉田の主演するスピンアウトドラマに期待したいものだ。

(白根麻子)

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