きっかけは小学校教師が貧しい子供たちの話をしたことだった。そこから飛行機内で広がるやさしさの連鎖(アメリカ) (2/5ページ)
教師の仕事が大好きで子どもたちの教育にも熱心な彼女は、聞き役になってくれた男性に自分の職場や生徒たちのことをたくさん話した。
・貧しい家庭の子どもたちが通う学校
そのうち、ずっと耳を傾けていた男性が「あなたが仕事で一番きついと感じるのは何ですか?」と質問してきたので、彼女はつらい体験を正直に告白した。
彼女の職場は一般的な学校とは違い、生徒は経済的に貧しい家族の子どもばかりだった。
主に低所得者層が暮らす地域にあるその学校では、消耗品すら買えない家の子やホームレスの子もいる。教師が自分のお金で生徒に必要な物の購入を援助することもある。
それは下着や石鹸や学校の道具など、本当に必要最低限のものばかりだ。
男性にそう事情を説明したキンバーさんは、お腹を空かせた生徒が登校するときや、家族の生活必需品のために苦労して働く両親を見ていると悲痛な思いに駆られます、と打ち明けた。
・隣の男性が寄付を!?そこから思いがけない展開に
その後、彼女は男性と、この時代になっても飢える子どもや、必要なものが得られない子どもがまだいる現状を語りあい「子どもたちはそんな境遇に置かれるべきではない」という意見を述べたりした。
すると今度はその男性が、自分が経営する会社はあなたが勤務してるような学校によく物品を寄付しているので、もう少し詳しく教えて下さい、と申し出た。
その時のことをキンバーさんはこう語っている。
「本当に思いがけないことでした。それで学校のメールアドレスをその男性に教えました。でもそのあとさらに信じられないことが続いたんです」
なんと、後ろの席の男性が彼女の肩を叩いて話しかけてきたのだ。
・後ろに座っていた男性がお金を!
「彼は、申し訳ない、つい話を聞いてしまって…と丁寧に詫びつつ、お金を渡してきたんです。その時の私は混乱して状況を理解しようとしてました」
後ろの男性はあわてる彼女にこう言った。