統計学者の4人に1人が、科学者が望む研究結果になるようにデータの操作、改ざんを求められたことがあると回答(アメリカ調査) (1/3ページ)
「嘘には3つの嘘がある。嘘と真っ赤な嘘と統計だ」
海外にはこんなジョークがあるという。そしてどうやら本当のことらしい。統計学者自身がそのことを認めているのだ。
『Annals of Internal Medicine』に掲載されたアメリカ国内の統計学者を対象にした調査レポートによると、研究者はよく統計学者に「不適切なお願い」をしているのだという。
「不適切」とは統計解析のうっかりミスのようなことではなく、研究が科学者が望む結果になるようなデータ操作や改ざんとすら言えるようなお願いのことだ。
・ほぼ4人に1人がデータ操作を依頼されたことがあると回答
レポートでは、生物統計のコンサルタント522名にアンケートの記入を依頼し、390名から回答を得たものを表にまとめている。
「データ記録の削除または改ざん」依頼は驚愕の24パーセントの回答者があったと答えている。ほぼ4人に1人が、科学者が望む研究結果になるようにデータ操作を依頼されたということである。
やや重大度が低い違反と評価された「有意でないものはあまり触れない」は、55パーセントがそのような依頼を受けている。