不倫も女性拉致もダメ!反逆者の対応はその場の空気で…鎌倉幕府のルール「御成敗式目」51か条を紹介! (2/8ページ)
一、可修理神社專祭祀事
右神者依人之敬增威、人者依神之德添運、然則恆例之祭祀不致陵夷、如在之禮奠莫令怠慢、因茲於關東御分國々并庄園者、地頭神主等各存其趣、可致精誠也、兼 又至有封社者、任代々符、小破之時且加修理、若及大破、言上子細、隨于其左右可有其沙汰矣
何事につけ自然を敬い、神様と共に生きてきた日本人らしい条文です。これを一番にもってくる辺りに、純朴な往時のセンスを感じます。
ちなみに、第二条は寺院に関することがらを取り上げていますが、仏様の御利益には言及されず、僧侶の職務について、より実務的な内容となっています。
第九条「謀叛人(むほんにん)について」謀叛人の取り扱いについては、あらかじめ式目には定めにくいため、先例やその時の空気によって決めなさい。
一、謀叛人事
右式目之趣兼日難定歟、且任先例且依時議、可被行之
謀叛なんて重大事件だからこそ、その対処(御成敗)について後々トラブルのないよう、あらかじめきっちり決めておいて欲しいものですが、ここではシンプルに「定めない」ことを定めています。
「俺は知らん!その時の担当者に任せた!」……そんな開き直りが聞こえてきそうです。
