シュレーディンガーの猫ならぬシュレーディンガーの細菌が量子生物学の重要な一歩となるかもしれない(英研究) (3/7ページ)
また鳥がどのように方角を知るのか、あるいは私たちがどのように臭いを感じているのかといったことにも量子効果が関係しているかもしれないという。
しかし、こうした結果は、ほんの部分的なものであって、それがバクテリアのようなごく小さな生き物であっても、生物全体にもつれや重ね合わせが生じていることを明らかにした研究はなかった。

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・シュレーディンガーの細菌で量子のもつれを説明
だからこそ、イギリス・オックスフォード大学の研究チームによる、細菌と光子のもつれを観測したという研究論文は驚きであった。
キアラ・マーレット(Chiara Marletto)らが『Journal of Physics Communications』で発表した研究は、2016年に英シェフィールド大学のデビッド・コールズ(David Coles)らが行った実験を解析したものだ。