がんや認知症、突然死も…「糖尿病」予防と実態 (5/5ページ)

日刊大衆

最新の薬剤をいかに効果的に組み合わせるかは、糖尿病専門医の腕だと思います」(鈴木院長)

 肥満も糖尿病を悪化させるが、鈴木院長は日本で初めて一般健康人の肥満と、糖尿病患者における肥満を区別して、痩せるホルモン(GLP1受容体作動薬)を使った肥満治療をスタートさせた。「国際的な糖尿病学会でも、肥満は疾患であり、治せる病気という認識になっています。今や薬で肥満の予防や改善もできる時代。これは糖尿病治療にとっても大切なことです」(鈴木院長)

 健診で血糖値が高いと指摘されたら、再検査を受けて自分がどんな状態にあるか確認する。境界型を含め糖尿病と判定されたらカロリーベースの食事療法と運動療法を心がけ、それでも高止まりするなら病院で、しっかり治療を受ける。これが将来の大きな病災を防ぐ確実な方法と言えそうだ。将来、泣くことがないように、しっかりと対応しましょう、血糖値赤点仲間の皆さん!

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