将棋盤の裏に刻まれた「血溜まり」に隠された武士たちの覚悟 (1/3ページ)

Japaaan

将棋盤の裏に刻まれた「血溜まり」に隠された武士たちの覚悟

皆さん、将棋は好きですか?筆者も子供の頃から父や兄らと親しんで来ましたが、ルールを知っている程度であまり強くはありません。

さて、そんな将棋の道具である将棋盤(しょうぎばん)も、分厚い一枚板に足のついた本格的なものから、最近では折りたためる板や、マグネット式で列車などの移動先でも駒がばらけず便利なものまで、色々あります。

ところで、その本格的な将棋盤の裏面に、四角い凹みが刻まれているのを見たことがありますか?

この部分、正式名称は「音受け」と言って、将棋盤に駒を指した(置いた)時にピシッ!と良い音が響く効果と共に、将棋盤の材木がこの凹みから呼吸(水分を調整)して、過度な膨張や収縮を防ぐ効果があります。

そうした合理的な理由と加えて、この凹みにはまた別の理由があるのですが、それは「血溜まり」という異名に隠されています。

真剣勝負、投げ出すべからず

将棋盤の裏に刻まれた凹みは当然ながら下を向いているため、血が溜まりそうにもありませんが、なぜ「血溜まり」と呼ばれるのでしょうか。

ここに血が溜まるようにするには、凹みが上を向かなければなりません。

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