大規模な遺伝子研究から、ADHDに関連する遺伝子変異型が初めて特定される(国際研究) (3/4ページ)
・大人の注意欠陥・多動性障害(ADHD)が抱えやすい4つの悩みとその解決方法 : カラパイア

・リスク遺伝子がたくさんあるほど発症リスクが高まる
研究者によると、ADHDと診断された人の遺伝的背景は、不注意や落ち着きのなさといった一般に見られるADHD的な特性とかなりの部分を共有しているという。
ADHDと診断される遺伝子リスクを20,000人以上のADHD的な特性を持つ子供の遺伝子マーカーと比較してみたところ、両者に97パーセントという高い相関関係が見られたからだ。
こうしたかなり多岐にわたるADHDの定義間の相関は、病院でADHDと診断されるほどの症状は、一般に見られるADHD的な症状の連続的な分布のもっとも極端な形である可能性を示唆している。
要するに、リスクのある変異型を多く持っているほどに、ADHDを発症する危険性が高まるということだ。

・症状も複雑で個人差があるため、誤解も多いADHD
ADHDにははっきり知られた原因がなく、また症状が数多く複雑であり、個人差も大きいために、いくつもの誤解がある、と研究チームは話す。
そのために誤った俗説が流布している。例えば「子供がADHDになったらそれは親に責任がある」、「社会的なストレスがあまりにも大きすぎることが原因」だとか、「ADHDは病気ではない。