大規模な遺伝子研究から、ADHDに関連する遺伝子変異型が初めて特定される(国際研究) (1/4ページ)

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大規模な遺伝子研究から、ADHDに関連する遺伝子変異型が初めて特定される(国際研究)
大規模な遺伝子研究から、ADHDに関連する遺伝子変異型が初めて特定される(国際研究)


 不注意、多動性、衝動性を持つ発達障害の一種であるADHD(注意欠陥・多動性障害)は、かねてから遺伝子と関連があると言われてきたが、国際的な研究チームが行った大規模なゲノムワイド関連解析によってその仮説が実証されたようだ。

 ADHDのリスクを高める遺伝子の変異体が発見されたという。

・これまでにない大規模研究からADHDに関与する遺伝子を発見

 『Nature Genetics』に掲載された研究によると、ADHDと診断された20,183名と対照群としてのADHDと診断されていない35,191名を対象とした関連メタ解析から、ADHDに寄与する12の独立した遺伝子座(遺伝子の位置)が発見されたという。

 リスクのある変異型は、基本的に遺伝子が発現する程度を調整しており、脳の発達にかかわるものだ。

 たとえば、脳細胞のコミュニケーションに影響するものや、言語や学習といった認知機能に重要なものなどである。

 ADHDのリスクを高める遺伝子のほかにも、遺伝子的にADHDと大きく重なっており、大うつ病、過体重、2型糖尿病、不眠と相関関係がある40種以上もの疾病や特性も特定された。

 ヨーロッパ、北アメリカ、中国の研究グループが参加した本研究は、世界中の患者が対象とされた、遺伝学的なADHDの研究としては類を見ないほど大規模なものだ。
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