ソフトバンク王貞治「V9の巨人を超えた!」長嶋茂雄も脱帽 (3/5ページ)
3軍でじっくり鍛えられた後、13年に支配下選手登録されると、17年から正捕手の座を勝ち取っています」(前同)
育成枠の選手は年俸270万円程度。甲斐の今季年俸は推定4000万円だから、約15倍にアップしていることになる。
ちなみに、甲斐が入団した同年、ソフトバンクは他球団に先駆けて3軍制を導入。育成選手にも、多く実戦経験を積ませようという狙いからだった。「16年には、2軍・3軍専用の『ベースボールパーク筑後』が設立されたんですが、これが本当にハンパない。球場2つに室内練習場、寮やクラブハウスもあり、最新鋭の練習機材までそろっている。とてもファームの施設とは思えません(笑)。これだけ金をかけるのは、育成を大事に考えている証でしょう」(同)
現在、巨人も3軍制を敷いているが、まだ成果が出ているとは言えないようだ。「巨人で育成枠から1軍で活躍したのは、“育成の星”と呼ばれた山口(鉄也)と松本(哲也)くらい。一方、ソフトバンクは今年1軍で登板した投手だけでも、エースの千賀(滉大)を筆頭に、石川(柊太)、モイネロ、大竹(耕太郎)、二保(旭)と育成出身者が5人もいる。彼らだけで35勝していますから、スゴイですよ」(スポーツ紙デスク)
■コーチ陣にも大きな差
さらに、このデスクは選手を育てるコーチ陣にも、両球団の大きな差があると語る。
「巨人のファームコーチの顔ぶれを見ると、FA移籍組が本当に多い。これは契約時に、コーチとしての“再就職”を約束しているから。つまり、育成手腕は二の次なんです」(前同)
片やソフトバンクは、コーチも数年先を見据えて起用しているのだという。いい例が、今年2軍打撃コーチに就任した新井宏昌氏だ。
「新井コーチといえば、イチローや丸(佳浩/広島)を育てた左打者育成のスペシャリスト。今回の起用は、ドラフト1位で指名した小園海斗(広島)を英才教育するためだったといわれています。