ソフトバンク王貞治「V9の巨人を超えた!」長嶋茂雄も脱帽 (2/5ページ)

日刊大衆

“あの巨人がマネーゲームで負けた”と、記者の間で大きな話題になりました」(スポーツ紙ベテラン記者)

 FA選手や他チームの主力外国人選手を、“破格の好条件”でモノにする、巨人のお家芸は、すっかりソフトバンクにお株を奪われてしまったというわけだ。ベテラン記者は続ける。「ソフトバンクは、日本人選手の平均年俸も3年連続で12球団トップ。しかも2位の巨人に1000万円以上の差をつけている。“資金力では巨人が一番”という球界の常識は、すでに過去の話になっています」

■FA補強ゼロでも平均年俸が上昇

 ただし、ソフトバンクの平均年俸が球界一であることには、違った意味合いも含まれているのだという。「かつての巨人のように、毎年FAで高年俸の選手を獲っているわけではない。それでも平均年俸が年々上昇しているのは、選手が活躍して結果を残し、チームの成績に結びついているという証拠でもあるんです」(ベテラン記者)

 実際、工藤公康監督(55)就任後の4年間で、FA補強はゼロ。外国人を除けば、大金を使って獲得したのは、メジャー帰りの松坂大輔(38/現・中日)と和田毅(37)のみ。しかし、平均年俸は約2000万円も上がっている。「この数年、育成出身の若手がどんどん頭角を現してきています。ただ金にモノを言わせて補強するだけじゃなく、自前の選手もちゃんと育てている。そんな育成力も、ソフトバンクの強さの一因でしょうね」(鷹番記者)

 それを象徴する存在が、キャッチャーの甲斐拓也(26)だろう。今年の日本シリーズでは、“甲斐キャノン”と称される超強肩で、機動力を誇る広島の盗塁をことごとく阻止。シリーズのMVPにも輝いた。「甲斐は2011年、強肩という一芸を買われ、育成枠で入団。

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