初期人類の有名な化石「リトルフット」は新種である可能性が浮上 (3/5ページ)

カラパイア



 その後の調査からは、その確信のとおり、リトルフットはこれまで考えられていたよりも100万年は古い、376万年前という、これまでで最古のアウストラロピテクスであることが明らかになった。


4
image credit:image credit: bioRxiv

・アウストラロピテクス・アファレンシスとは異なる特徴

 それは130センチと当時からすると驚くほど背が高かった。

 またA・アファレンシスとは違い、顔が平べったい。しかも歯が大きく、上顎の犬歯と切歯との間に大きな隙間がある。

 こうした特徴は、雑食であったと考えられるA・アファレンシスと異なり、リトルフットが主に草食であったことを示唆している。

 さらに手足も特徴的で、たとえばリトルフットの股関節はA・アファレンシスと大きく違っている。

 こうした分析結果から、クラーク氏らは、リトルフットがA・アファレンシスではなく、初期アウストラロピテクスとパラントロプス(アウストラロピテクス属の子孫で、100万年前に初期ホモ属と同時期に存在した人類)との間のどこかに位置する中間の種であると論じている。
「初期人類の有名な化石「リトルフット」は新種である可能性が浮上」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る