『西郷どん』最終回が“神回”となった演出の妙とは? (1/2ページ)

日刊大衆

『西郷どん』最終回が“神回”となった演出の妙とは?

 鈴木亮平(35)が主演した大河ドラマ西郷どん』(NHK)の最終回が、絶賛されている。NHKの木田総局長は定例会見で「素晴らしいドラマを作ってくれた」と賛辞を送っていた。局の人間が公の場で称賛するとは相当なことだ。平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と大河ドラマ史上3番目の低さで、時代考証の甘さなども指摘された作品だったが、あまりにも見事だった最終回のおかげで満足度は高かった。まずはその内容を振り返ってみよう。

 自身の死に場所として、故郷の鹿児島を選んだ西郷隆盛(鈴木亮平)。宮崎の延岡から鹿児島の城山まで14日かけてたどり着き政府軍に抵抗するものの、劣勢が続き残りの兵士の数は300人程度になっていた。そして城山に立てこもった西郷のもとに、総攻撃の命令をくだしたという手紙が届く。その手紙は大久保利通(瑛太/35)からのもので、西郷の降伏を条件にその命は助けるという、一文が書かれていた。隆盛は手紙を破き、降伏しないという道を選ぶ。そしていよいよ、最後の戦いの幕が開くのだった……。

 最後の戦闘を前に、「チェストー、気張れー!」とお決まりの名ゼリフで仲間たちを鼓舞する西郷の姿、そしてその死を受けて、「吉之助さぁ」と叫ぶ大久保利通、2人の姿にグッときた。ほかにも西郷の死を悼む人々の姿がしっかり描かれていたことで、涙腺は崩壊。

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