世界の笑いもの?“専守防衛”のために『空母』を本格運用するつもりの日本 (1/2ページ)

週刊実話

世界の笑いもの?“専守防衛”のために『空母』を本格運用するつもりの日本

 12月18日に閣議決定され、来年度改定される日本防衛の指針『防衛計画の大綱(大綱)』に盛り込まれた「空母保有」が実現することになった。

 これまで政府は「憲法上、他国に脅威を与えるような攻撃的兵器の保有は許されない」とし、その例として「大陸間弾道ミサイル、長距離爆撃機、攻撃型空母」の3つを挙げ、これらの保有を禁じてきたが、次期大綱では「短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機を含む戦闘機体系の構築」としてF35B戦闘機(ステルス機=1機100億円)の導入を打ち出し、「現有の艦艇からのSTOVL機の運用を可能とするよう、必要な措置を講ずる」として、今回、護衛艦『いずも』型の空母化に踏み切った。

 空母保有は、海上自衛隊にとって創設以来の夢とはいえ、近年の海上自衛隊は慢性的な予算不足に悩み、護衛艦『いずも』型の空母化に巨額の予算を回す余力はなかった。しかし、現在『いずも』が搭載するヘリコプターを戦闘機、例えばF35Bに積み替えれば『いずも』はたちまち禁止されているはずの“攻撃型空母”に変身することになる。

 海上自衛隊は1990年代から「空母の形をした護衛艦」を運用してきた。最初は『おおすみ』だが、政府の見解は「空母の形をした輸送船」だった。

 これに倣い『いずも』の政府見解は「空母の形をした護衛艦」である。『いずも』は総排水量1万9000トン、長さ248メートルで、帝国海軍の空母『倉龍』(排水量1万5000トン、長さ227メートル)よりも大きい。

 「海上自衛隊は『おおすみ』を建造する際、空母のように甲板が平らな全通甲板とし、艦橋を右舷に寄せて操縦性などを確保している。次に同じ全通甲板を持つヘリコプター搭載護衛艦『ひゅうが』を建造。さらに『ひゅうが』型の甲板を51メートル延長したのが『いずも』で、空母型艦艇の完成と相成ったわけです」(軍事ジャーナリスト)

 日本は当然のことながら「空母」を持つということの解釈を「攻撃」ではなく「専守防衛」であると述べている。『いずも』を海に浮かべるだけで動かさない、攻撃されてから動くとでも言いたいのだろうか。この解釈が本心なら膨大な国費を投入して海に浮かぶ“展示品”を造っただけではないか。

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