フランスの少年が聖書とコーランをDNA情報に変換し自らに移植。文字から起した高分子を人体に注入した初の試み (2/3ページ)

カラパイア



 ロカテッリ氏が聖書とコーランをDNA情報に変換した手法はかなりシンプルなもので、少々大雑把とすら言えるかもしれない。

 DNAはA、G、T、Cという4種のヌクレオチドの羅列によって情報をコード化している。そこでロカテッリ氏は、1つのヌクレオチドにヘブライ語やアラビア語の各文字を対応させた。

 各ヌクレオチドが複数の文字を担うことになるので、たとえばヘブライ文字のアレフ、ヴァヴ、ユッド、ヌンはすべてGで表され、ダレット、クフ、アイン、レーシュのいずれもがTで表されるといった具合になる。

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・宗教と科学の調和の象徴

 ロカテッリはこれを冴えたアイデアだと胸を張る。

 「この実験は宗教と科学との調和の象徴として行った。信仰を持つ者にとって、経典を自分の体に移植するというのは好ましいことだと思う。」とロカテッリ。

 なお、この実験後、注射をした左腿が数日ほど軽く腫れはしたが、大きく体調を崩したりはしなかったようだ。

 これについては、生化学を専門とするカリフォルニア大学ロサンゼルス校のシュリラーム・コスリ教授の説明とも一致する。

 「アレルギー反応が起きるかもしれない以外は、どうということもないだろう。注射の方法を考えると、rAAV(リコンビナントアデノ随伴ウイルス)ベクターが本当のウイルスになるのかどうかはよく分からない。彼が使ったベクターやその方法について情報がないので、何とも言えないというのが正直なところだ。
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