菅原文太、松方弘樹…映画『仁義なき戦い』広島弁のシェイクスピア「魂の名台詞」 (5/9ページ)
あくまで自己保身が、この親分の基本理念である。
「ここの払い、そん中から払っといてくれい」(山守義雄)広能の服役前に、出所後の全財産譲渡を確約した山守。出所した広能と面会、薄い封筒を渡して、こう言った。
「そがな昔のこと、誰が知るかい!」(山守義雄)広能に、過去の親分としてのゲス行為を疑われた山守はこう言い放った。上司にしたくないタイプナンバー1。
「こんなとの盃はこれでしまいじゃ。さあ、殺れい」(広能昌三)野心のため自分を騙した坂井が滞在するホテルに乗り込んだ広能は、盃を踏み潰すと、開き直って言った。
「山守の下におって、仁義もクソもあるかい」(坂井鉄也)広能に放ったこのひと言こそ、シリーズの一貫したテーマとも言える。以後も広能は山守に翻弄されていくのだ。
「今日はこんなをやる気になれん」(坂井鉄也)一触即発の広能と坂井だが、ともに殺し合う気持ちになれず。だが、坂井は別れた直後に何者かに射殺される。
「鉄ちゃん、こがなことしてもうろて、満足か?」(広能昌三)坂井の大規模な葬儀会場に広能がやって来て、遺影にこう話しかける。「満足じゃなかろう」と続く。
■千葉真一、梶芽衣子…『仁義なき戦い 広島死闘篇』名言集
「ええから、早よ出て行きんさい!」(上原靖子)大衆食堂の美人店主の上原(梶芽衣子)が、完食後に“金がないので働いて払う”という山中に笑顔の神対応。
「おどれら、あとで一匹ずつブチ殺してくれちゃるんど」(山中正治)闇市で大友勝利(千葉真一)らにボコボコにされた山中(北大路欣也)が、血だらけになりながらも豪語した台詞。
「ええ男になれよ、のう」(村岡常夫)広島の大親分・村岡は、傘下で極道修業することになった山中にこう言う。ただし、のちにヒットマンとして利用。
「ここにキスして」(上原靖子)村岡の姪で未亡人である靖子は、泥酔して、山中をこう言って誘惑する。ただし、「ここ」とはおでこ。
「おどれは、分際ってもんがわからんのか!」(高梨国松)靖子に手を出した山中を、村岡組幹部が怒鳴りつける。親分も激怒し、日本刀を持って山中を探していたとか。