茨城県・稀勢の里、石川県・遠藤、日本列島「おらが街の地元力士」 (3/4ページ)

日刊大衆

 茨城県代表といえば、1月16日に引退を発表した元横綱の稀勢の里(32)。17年初場所の初優勝を受けて、春場所で待望の72代横綱に昇進。ところが、この場所で痛めた左肩、胸の負傷が土俵人生を縮めることになろうとは、誰が予想しただろう。

 進退がかかったこの初場所だったが、初日から3連敗と、本来の相撲が見られないまま4日目に現役引退。奇しくもこの日、地元・牛久市から100名の大応援団が国技館に駆けつける予定だった。その声援を聞くことなく、在位わずか12場所で横綱の座から去った稀勢の里は無念だったろう。

 地元の後援会会長代理を務める牛久市の根本洋治市長も、テレビの取材に涙しながら言葉を詰まらせた。

 稀勢の里の弟弟子(田子ノ浦部屋)の髙安(29)は土浦市の出身。母はフィリピン人で、地元で飲食店を経営している。同じくフィリピン人の母を持つ御嶽海は、髙安を兄のように慕っていて、「フィリピンの絆」は深い。また、同郷で元AKBの秋元才加とは幼なじみで一時期、恋の噂も流れたが、今年は発展の予感?

 東京都からは、中野区出身の貴乃花(65代)、若乃花(66代)ら4人の横綱が誕生している。「栃若時代」を牽引し、引退後は長く理事長を務めた小岩出身の横綱・栃錦。JR小岩駅構内には、栃錦の栄誉を称えた銅像がある。

 現在は幕内・千代大龍(30)、十両の英乃海、翔猿らがいるが、彼らはいずれも下町の少年相撲教室、白鳥相撲道場の出身。東京に少年相撲教室は数多いが、力士として大成する者が少ないのは、都会だけに選択肢が多いこともあるのだろう。

 北陸エリアといえば、以前から「相撲どころ」として知られる石川県が熱い。

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