学生が設計した全方向対応型スフィアホイール電動バイク(アメリカ) (1/3ページ)
ジャイロ、加速度計、高度な制御メカニズムのおかげで、二輪車はもはやかつてのように走っていなければバランスできない乗り物ではなくなった。
ホンダのU3-X、あるいはSuppleといったコンセプトモデルは、まったく新しい未来のモビリティの形を感じさせてくれる。
アメリカ・サンノゼ州立大学の学生グループも、こうした自由な移動に大いに触発された。そして開発されたのが「スフェリカル・ドライブ・システム(SDS)電動バイク」である。
・球のタイヤで自動バランスする電動バイク
SDSコンセプトバイクは、球(スフィア)のうえに自動バランスする電動バイクである。
直立姿勢を維持するためにジャイロ効果(回転すると姿勢が乱れにくくなる現象)を利用するGyrobikeやC-1とは違い、SDSはMEMSジャイロスコピックセンサーと加速度計からのデータを利用して、電子制御で車体のバランスをとる。

開発チームのリーダー、マックス・ラトナーさんによると、「専用に開発された全方位対応ホイール内に収められた球の表面を、ドライブシステムが直接駆動する摩擦によって動く」という。
バイクがバランスする方法は、セグウェイのそれと似ており、加速度計とジャイロによってピッチ角を検出し、垂直線からのズレを修正することで行われる。