人間はそういう風にできているのか?奇妙な10の心理効果 (6/11ページ)
だが、このとき同じような勘違いが起きている。
人生は予測不能でせわしない。時間を作るために犠牲を払ったというのに、思ったほど自由な時間は作れないものなのである。
・5. 見ているときには見られている「透明マントの錯覚」
image:pixabay References:Other People Are Probably Watching Us More Closely Than We Think
「透明マントの錯覚(invisibility cloak illusion)」は、並んで待っているときや同僚と働いているとき、あるいは他人とバスに乗っているときなどに起こる。
そうしたとき、人は同乗者や同僚の癖や服装など細々とした点に気がつくだろう――だが、相手からも同じように見られているとは、これっぽっちも想像しない。
2016年の研究では、参加者に実験が開始されるまで待合室で待っていてほしいと頼んだ。じつは待合室で待つこと自体が実験だったのだが、その時点で参加者はそれを知らされていない。
その結果、待っていた人は待合室にいた他の人々の細かい点まで観察していたことが分かった。だが、相手からも同じようにじろじろ見られていたとはちっとも思っていなかった。
まるで透明になるマントでも被っているかのように、なぜだか人は周囲の情報を見ているのは自分一人であると思い込む傾向がある。
だが本当のところは、自分だって同様にしっかり観察されているのだ。