後5年で…アメリカでもロシアでもなく中国が“宇宙の制天権”を奪う! (2/2ページ)
米ソは互いの衛星を破壊することが第3次世界大戦につながりかねないことを承知していたからだ。もちろん歯止めなき軍拡資金も重く肩にのしかかった。
ところが、政権の思い通りに資金を注ぎ込める中国の開発予算は明らかにされていないが、欧州宇宙政策研究所は、その規模は80億ドル(約8800億円)と推計する。長期計画に沿って無人月探査機『嫦娥(じょうが)4号』で世界初の月面の裏側への着陸を成功させたり、宇宙ステーションの建設を進めたり、技術力も着実に伸ばしている。
米ロや日欧などの15カ国が協力して00年に運用が始まった国際宇宙ステーション計画は、宇宙が国際協調の時代に入った象徴だ。しかし、巨額の維持費が参加国の負担になっており、2024年以降の運用は決まっていない。さらにその先は、中国が宇宙ステーションを展開する唯一の国になる可能性が懸念されている。
宇宙制覇の沙汰もカネ次第というわけだ。