シロアリなの?気候なの?ナミブ砂漠に点在する謎の円形地帯「フェアリーサークル」の形成メカニズムの最新研究 (2/5ページ)
西オーストラリアで、フェアリーサークル(妖精の輪)が発見される。※トライポフォビア注意 : カラパイア
だからといってシロアリが輪を作り出しているわけではなく、それよりも大雨が降っては極端な熱で蒸発させてしまう天候のせいだというのである。
このプロセスによって土壌の栄養が減少してしまうために、植物は生存をかけて乏しい資源を争い合わねばならなくなる。
このときの植物同士の相互作用によって形成される不思議なパターンが、フェアリーサークルの正体だという。
image credit:Stephan Getzin
・フェアリーサークルを巡る議論の経緯
2012年、フロリダ州立大学の生物学者ウォルター・テスチンケル(Walter Tschinkel)は、衛星写真を分析し、フェアリーサークルの平均的な寿命は41年であると発表した。
このときテスチンケルは、輪ができる原因はおそらくはシロアリだろうと考えたが、このときは残念ながら彼の仮説を裏付ける証拠は得られなかった。
その翌年、ハンブルク大学のノルベルト・ユルゲンス(Norbert Juergens)は、1200ものフェアリーサークルからサンプルを収集・分析。Psammmotermes allocerusという夜行性のシロアリが犯人であることを示す証拠が得られたと主張した。