シロアリなの?気候なの?ナミブ砂漠に点在する謎の円形地帯「フェアリーサークル」の形成メカニズムの最新研究 (4/5ページ)

カラパイア



iStock-858204902_e
photo by istock

・正しいのはシロアリ説?気候説?

 果たして正しいのはどちらの立場であろうか? もしかしたら両方かもしれない。

 プリンストン大学のコリーナ・タリナ(Corina Tarina)らによる2017年の研究では、両方の要素を組み合わせた新しいコンピューターモデルが作られ、対立する両仮説が組み合わされた。

 実験として、シロアリの影響のみ(特に隣接する同じくらいのサイズのシロアリの巣が植物に与える影響)を考慮してシミュレーションしてみたところ、一種のこう着状態になった。

 そこで、今度はシロアリの競争のほかに、植物の競争も考慮したシミュレーションを実施してみた。
 
 ここでは草が成長すればするほどに、貴重な資源を巡って、競争が激化することになる。たとえば、根を長く伸ばして遠くにある水を吸収し、そこに生えている植物から水を奪ってしまうということが行われる。

 こうした植物の競争を組み込んでみると、フェアリーサークルのようなパターンが形成された。

 タリナらはこの結果を確かめるために、実際にナミビアにまで飛んで、シミュレーションのパターンと実際のフェアリーサークルのパターンが一致していることまで確認している。
「シロアリなの?気候なの?ナミブ砂漠に点在する謎の円形地帯「フェアリーサークル」の形成メカニズムの最新研究」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る