シロアリなの?気候なの?ナミブ砂漠に点在する謎の円形地帯「フェアリーサークル」の形成メカニズムの最新研究 (1/5ページ)
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アフリカ、ナミビアのナミブ砂漠の一部には、乾燥した草原地帯があるのだが、そこになぜか草が生えない円形地帯が無数に存在する。これはフェアリーサークル(天使の輪)と呼ばれており大きいものだと数メートルにもなる。
なぜ草の生えない赤っぽい円型の跡が点在するのか?
これまで主に「シロアリ説」と「気候説」の2つの説が提唱されていたが、新たなる研究で、そのメカニズムが解き明かされつつあるようだ。
・シロアリ説
シロアリ説では、シロアリが植物の根をかじることで、根がダメになり、水が植物に吸収されなくなることが原因だとされる。
シロアリがこのような行動を行うのは、水源を確保するためらしいのだが、その結果としてシロアリの巣を中心に植物が枯れてしまう。このために輪が広がるというのである。
ちなみに輪が広がるのは干ばつのときなのだが、これはシロアリがエサを求めて遠出をするからだとされる。
・気候説
他方の気候説では、植物が乏しい水と土壌の栄養を争うことで生じる、一種の自己組織的成長パターンであると説明する。
『Ecosphere』ならびに『via=ihub" target="_blank" title=""Journal of Arid Environments』に掲載された2本の研究論文が、また新しい知見をもたらしている。
それによると、少なくともオーストアラリア北西部(2014年にサークルを初観測)では、シロアリは確かにおり、ある程度の相関関係もあるという。
・地面を覆いつくすほどの無数の輪。