鳴き声だけ聞こえてくるが姿は見えず。全米で大騒動を引き起こしたミステリー「囚われの猫」。その結末は?(アメリカ) (2/5ページ)
猫がパイプの中を歩き回っているのかもしれない。でも、日ごとに鳴き声が弱くなっていて、もう長くないかも」とユーニス夫人。
猫がどこかの通風孔から入り込んで、そのまま壁の中から出られなくなったか?あるいは、近くにある渇いた井戸や、地中に埋めてある浄化槽に落ち込んた可能性もあるという。
ーエルウッド"コール=リーダー"紙の報道(1957年1月26日付)ー
「もう限界だ」先月、妊娠3ヶ月の妻ユーニスと、11歳のヴィンセント・ジュニア、9歳のサンドラと共にこの家に引越してきたばかりのヴィンセント・カルタ氏は言う。
「あのニャーニャーいう鳴き声に頭がおかしくなりそうになっている」
この鳴き声問題で困っていたのはカルタ家の住人だけではない。この家は、エスクロー(第三者を仲介させて取引の安全を担保する第三者預託)としてまだ第三者に預託されていて、建築請負業者のH. C. エリオットは、猫ミステリーが解決するまでは、工事費を受け取れないのだ。
カルタ家のこの事件は、この頃には全国的に知られるようになっていた。
・ありとあらゆる手段を講じても猫が見つからない
全国の新聞各紙が哀れな猫の悲劇をこぞって報道し、救出のためにありとあらゆる手段がとられたが、どれもうまくいかなかった。

ーロサンゼルス・タイムス誌の報道(1月27日付)ー
昨日は、カルタ家の幻の猫が鳴き始めてから21日目だった。
ロス市警の科学捜査官でも、この謎めいた猫の所在を突き止めることができない。