AIロボットが生殖活動を行い子供を作り、進化する自然選択システムを研究する科学者たち (2/6ページ)

image credit:Towards the Targeted Environment-Specific Evolution of Robot Components
・ロボットの突然変異が進化を促す
従来、ロボットのデザインはエンジニアが決めるもので、それは繰り返し使われるのが常だ。火星ローバーが6輪なのは、それ以前に6輪でうまくいったことがあるからだ。
しかし、それではたどり着けない境地がある。
進化のすばらしい点は、しょっちゅうバカらしいアイデアに遭遇することだ。
合理的なエンジニアに、アリに侵入するキノコなど思いつくだろうか? これはランダムな突然変異と自然選択を何世代も繰り返した結果による、凡庸さとは真逆の戦略である。
そして自然界と同じく、ロボットの進化をうながすのも突然変異だ。
鍵を握るのは変化である。2つの生命が子供を作るとき、両親の遺伝子が組み合わされるが、そこに突然変異が忍び込むことがあり、子供に少し変わった特性を与える。
その特性によって有利になることも不利になることもある。それが有利なものであれば、その子供は配偶者に恵まれ、自分の遺伝子を次代に伝えるだろう。
だが、それが周囲の環境に合っていなければ、その子は自分の子を残せず、次の世代に突然変異遺伝子が伝わることはない。