AIロボットが生殖活動を行い子供を作り、進化する自然選択システムを研究する科学者たち (5/6ページ)
そして、もしロボットが生き残れたなら、そのときの素材の組み合わせは、割り当てられた作業、すなわち進化論的な意味でのニッチにうまく適応しているということになる。
これによって、人間の設計者の負担は大幅に軽減されるだろうと、ハワードは話す。

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・生殖行動が行えるロボットの反乱はあるのか?
ところで、このロボットの子作りシステムからは不穏な気配を感じはしないだろうか? そのようなシステムが登場すれば、人類の失墜がまた一歩近づいたように感じられる。
心配は無用だ。こうした進化システムは、自然選択の原則というルールに従って作られている。海の生物が陸を歩く足を進化させた理由がわかるように、ロボットの系譜が特定の環境に適応した形態や挙動を進化させた理由もわかる。
結果として生まれるデザインは意外なものかもしれないが、注意深く観察していれば、それが人類に有害なものになることはない。
もちろん設計者がロボットに人類を駆逐するよう命じていたら話は別だ。マッドサイエンティストが悪だくみをしないことを祈ろう。
この研究論文は『nature』に掲載されている。