「子ども産んだほうがいいよ」がセクハラな理由 (1/6ページ)

マイナビウーマン

「子ども産んだほうがいいよ」がセクハラな理由
「子ども産んだほうがいいよ」がセクハラな理由

風に舞う花吹雪が目に眩しい今日この頃。セクハラ・パワハラのセパ両リーグが盛り上がる日本の春、みなさんいかがお過ごしですか?

時候の挨拶はこのへんにして、新連載「♯女子を困らせる人」、第一回目のテーマはセクハラである。

■セクハラのスタンダードは「おじさん→女子」

セクハラは立場が上の者が下の者に行う場合が多く、「屋上に行こうぜ」と拳で決着をつけるのが難しい。女子アナが「触るなジジイ」とみのもんたを殴り殺せるかというと、無理だろう。

私も広告会社に勤めていた20代、上司や取引先のおじさんからセクハラを受けた。そのときに笑顔でかわしたことを、今でも後悔している。相手に「嫌がってないからOK」と誤解させ、新たな被害者を生んだと思うからだ。

男社会を生き延びるサバイバル術として「反射的に笑顔を作るクセ」が身についている女子は多い。だが、逆にそういう女子のほうがセクハラの標的になりやすい。

性的な行為についても、欧米では「明確なイエス以外はノー」だが、日本では「明確なノー以外はイエス」という価値観が根強い。弁護士の女友だちいわく、セクハラで裁判になった際も「相手は笑顔で喜んでたからセクハラじゃない」と主張する加害者が多いという。

なので自分を守るためにも、無駄な笑顔は封印しよう。そして、鏡の前で「プーチン顔」の練習をしてほしい。

立場的に「それセクハラですよ!」と怒れない場面でも、「あまり私を怒らせないほうがいい」と顔で圧をかければ、相手はひるむはずだ。

プーチンが難しい場合は、「は?」「え?」と真顔で返す練習をしよう。「元号が変わろうというのにまだそんなことやってるんですか? 正気ですか?」という表情を浮かべれば、セクハラの抑止につながるだろう。

女性読者から「愛想笑いをやめて、プーチン顔と真顔返しをマスターしたら、ウザいおじさんが近寄ってこなくなりました!」と喜びの報告も寄せられた。

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