ミスをした部下には言い訳をさせろ! モチベーションを高める「叱り方」とは? (2/4ページ)

新刊JP

その後独立し、とある大阪の大手研修会社さんから「ほめ方、叱り方の研修をしてほしい」と頼まれまして、その研修を担当させて頂く中で、研究をしていた「叱り方」を4年間、お伝えさせて頂きました。

そのノウハウをまとめたのが前著の『叱らないで叱る技術!』だったのですが、少し内容が硬めだったため、今回はもっと分かりやすい「叱り方」の入門編を書いたということです。

――叱る立場にある人たちの共通の悩みの一つとして、「どう叱ればいいのか分からない」というものがあります。最近は、叱ったことでSNSを通して復讐され、炎上するというようなリスクまで考えないといけないように思うのですが、その点についてはいかがですか?

田辺:SNSでの炎上については、「SNSに投稿されるかもしれない」と心配しなければいけないような状況にしないということが必要でしょうね。

上司の役割の一つは基本的なルールや動き方を教えることです。新入社員に対しては特にそうですね。彼らは何も知らないと思った方がよくて、「これくらい常識でしょう」と考えて教えないのはNGです。

職場や会社についての情報はSNSにアップしてはいけないことは、社会人にとっては常識だと思いますが、それもしっかり伝えないといけません。ただ、「これは絶対に禁止だ!」と型に押し込めるのではなく、最低限のマナーとして伝えることが大切です。

私は型に押し込める指導の仕方はあまり良くないと考えています。そうではなく、部下の多様性や個性を尊重しつつ、ルールは守ってもらうという部分を普段から徹底する。そうすればSNSでの炎上を恐れるような事態にはならないと思います。

――本書では、これまでの「叱る」のイメージとは一線を画す「叱り方」を提唱されています。

田辺:私がこの本で伝えたいと思っている「叱り方」は、信頼関係を築き上げることを目的としたコミュニケーションです。世の中の「叱る」ということに対するイメージは「怒鳴って屈服させる」「説教をして言い聞かせる」というものだと思いますが、実際そうしてもあまり意味はありません。

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