物量が豊かさだった昭和 断捨離がトレンドの平成 物に物語を求める令和 (2/2ページ)
■エンディングをパフォームする
終活で一番簡単なことが、相続や介護や葬儀についての整理である。こう申し上げると驚かれる方が多い。けれども、これは自分以外の、他の誰でもができる書類や手続きだ。あなたが決めなくても、時間経過と共に粛々と進められるものである。公のことだからである。エンディングノートでも、みんな早々に書き上げられる項目である。
しかし、自分のことはそうはいかない。自身についてのプロフィールや自分史は、自分にしか書けないものだ。自分をプロデュースするという感覚が重要なのかも知れない。
■終活は終勝
勝は早い者勝ちのガチである。ガチは、それをする方が得という意味の接尾語だ。自分しか知り得ない情報を伝え残すことは、これから旅行に出る者に、旅行記と書き込みのある地図を残してあげるようなものだ。いつが自分の最期の日か分からない。最期の瞬間まで生きた者が勝者である。