ベスト盤『d-girls'19』の記念単独公演を満員の観客が詰めかけたTSUTAYA O-WESTで実施。次は8月13日、恵比寿リキッドルームでの単独公演だ! (3/7ページ)
EDM系ダンスユニットのd-girlsとはいえ、歌声で心を揺さぶる力を持っていることを、『これまでのミチ、今、これからのミチ~540.8km~』を通して5人は伝えてくれた。それまで大騒ぎしていた観客たちも、このときだけは、五つの個性を持った歌声の交じり合いにじっと耳を、心を傾けていた。
ここで、ステージは桃色革命へバトンタッチ。熱狂生み出す華やかなライブの熱を受け継ぐように、新衣装に着替えを終えたd-girlsのメンバーたちがふたたび舞台へ姿を現した。
光の芸術ビジュアルポイを駆使したステージングも飛びだした、熱狂やまぬ後半のステージ。
『Bright』のイントロが流れたとたん、そこには、ビジュアルポイ(LEDの放つ光によって空間へ絵や文字を描く道具)を手にしたメンバーたちの姿が。瀬戸千花の歌に合わせ、4人は2本のビジュアルポイを巧みに用いて、マジカルな光の文様を創りだす。「飛び出した眩しい光に心奪われて」という言葉が示すように4人の駆使したビジュアルポイが様々な光の文様を舞台の上へ描き出す。その光の絵の数々が、楽曲や瀬戸千花の歌声へ華やかな彩りを描き加えていた。中でも、2人1組になってハートの文様を描きだす様やd-girlsの光文字など、次々と彩りを変えてゆく光の芸術からは目が離せなかった。『with smile』を力強く、でも希望に満ちた想いを込めて歌ったのが百瀬めい。胸の内を零すように歌う哀切な声の表情も魅力だが、彼女が「とびっきりの笑顔をみせて」とサビで気ときめく持ちを告白するように歌うたび、そこへドキドキする想いを感じ続けていた。
歌のバトンを受け取ったのが、斉東由奈。彼女は情熱を抱いた歌謡ナンバー『Lose』を歌唱。秘めた想いを吐き出すように届ける姿も印象的だ。躍動するダンスビート曲の中へいなたい昭和の香りを注ぎ込んだのも、彼女の歌声の表現力があってこそ。斉東由奈は、そのまま『Go Go Love』も担当。先の表情とは一変、キラキラと輝き放つトランシーな楽曲へ、情熱的な歌を重ねてゆく。