早歩きの人の方が、ゆっくり歩く人よりも最大15年長生きする可能性が示唆される(英研究) (1/3ページ)

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早歩きの人の方が、ゆっくり歩く人よりも最大15年長生きする可能性が示唆される(英研究)
早歩きの人の方が、ゆっくり歩く人よりも最大15年長生きする可能性が示唆される(英研究)


 人には人それぞれの歩くペースがある。実はこの習慣的な歩行速度が、寿命の長さに関係してくるという。

 歩行ペースと寿命の関連性は、アメリカやオーストラリアなどですでに研究されていたが、今回新たに発表されたのはイギリスでの研究だ。

 その結果、歩行速度が速い人は、ゆっくり歩く人よりも寿命が長くなるというこれまでの研究を裏付ける結果となったようだ。しかもそれは体重が重い人でも同じだという。
・体重に関係なく早く歩く人は最大で15年、遅く歩く人より長生き

 この研究は、2006年~2016年の10年にわたり、英国内に住む平均年齢52歳の474,919人を対象に行われた大規模なものだ。

 その結果、痩せているとか肥満といった体重には関係なく、習慣的に速く歩く人は、平均寿命が長い傾向にあることが明らかになった。その違いは、最大15年という差になり現れるようだ。

 活発に速く歩いていた女性の平均寿命は、86.7歳~87.8歳だった一方、ゆっくり歩く習慣のあった女性の平均寿命は72.4歳だった。

 また、男性は女性よりも全体的に寿命が短く、速歩きの男性は85.2歳~86.8歳が平均寿命で、ゆっくり歩く人の平均寿命は64.8歳だった。

 ただし、これは「速く歩く人→長生きする」という因果関係を示したものではなく、相関関係を証明するだけのものだそうだ。

 しかし専門家らは、「医師にとっては、歩く速さは他の検査と並行して、患者の健康状態を判断するための材料のひとつになるだろう」と示唆している。

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・歩行速度は心臓疾患リスクにも関連

 2013年、アメリカの研究者らは歩行速度が心臓病の低下と平均寿命の延長に関連していることを発見。
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