SF映画が現実に! 世界初「培養ステーキ肉」研究の第一人者から未来の研究者へ (4/8ページ)

学生の窓口

それで、再現が難しいのであれば、そのまま使ってしまえというので、生体の一部を切り出して、ロボットに組み込んでみたらどうかと思ったのです。

――三浦先生はなんと?

竹内教授 普通の教員ならやめろと言ったかもしれませんが、三浦先生は「面白いからやってみればいい」とおっしゃってくれました(笑)。

そこで、紙コップを切り出したボディに、実際の昆虫の脚を使った歩行ロボットを作製したのですが、生き物のような柔らかな動きをしたことに驚かされました。

それで「生体と機械の組み合わせには可能性がある!」と気づいたんですよね。

――すると大学時代からすでに「バイオハイブリッド」について考え始めていたと。

竹内教授 もちろん当時は「バイオハイブリッド」という言葉はありませんでした。

下山助教授(当時)が、わたしの作製したロボットを見て「これはハイブリッドロボットだね」とおっしゃったのですが、「ハイブリッドって何ですか?」と聞き返したぐらいです(笑)。

自動車のプリウスが登場する前でしたから。

「異なるジャンルの研究者」と共同作業を行うのが面白い!

――竹内先生が思う、研究の「面白さ」とは、どんな点でしょうか?

竹内教授 「異分野融合型」の研究である点でしょう。

わたしの研究室では、機械のことだけ、生体のことだけ考えるのではなく、「機械」、「生物」、「化学」、「医学」などの研究者が、みんな一緒になって考えるのです。

それぞれの専門家から出るが意見がミックスされ、それが融合したときに、とても斬新なアイデアが生まれます。それが非常に面白い点です。

わたしの研究室では、この異分野融合型の思考を「Think Hybrid」と呼んで、スローガンにしています。

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