櫻田義孝・前五輪相に直撃インタビュー「失言辞任の真相」 (2/3ページ)
それだけに、五輪担当大臣になったときには、感慨深いものがありましたね」
ーーその担当大臣を途中で退き、無念だったのでは?
「もっと慎重に言葉を選んで発言していれば、五輪担当として働けたのにと残念に思います。政治家の発言の重さを改めて感じています」
ーー真相を知らない国民も多くいます。改めて、一連の失言について総括していただけますか?
「たとえば池江さん(白血病で入院した競泳の池江璃花子選手)についてはね、後に各社が私の発言を全文掲載してくれましたんで、読んでくれた人は分かると思うんですが、ぶら下がりの取材の際、治療に専念してほしい旨を述べた後、記者の質問に相槌を打つように“私もがっかりしましたね”といったら、そこだけ切り取られ、独り歩きして報道されてしまいました。
高橋比奈子さん(岩手選出の衆院議員)のことも、私が地元の柏(千葉)で建設会社やってたときに人手が足りず困ってたら、岩手から大勢の大工さんが応援に来てくれたことがありましたんで、岩手には強い思いがあって、何か恩返しをしなければという思いがあったんです。それが“空回り”してしまい、結果として思いとは裏腹に被災地の方々を傷つける発言となってしまいました。これについては、重ねて深くお詫びいたします。
私の地元は千葉県の柏なんですが、東日本大震災後、燃料会社の社長に頼んで4トン車いっぱいに灯油を積み込み、被災地へ運んでもらいましたよ。被災地に自腹で灯油や水などの支援物資を持って行った国会議員として、東北の復興には可能な限り貢献してきたという自負を持っています」
■大臣辞任について
ーーしかし、高橋議員のパーティで「復興以上に大事なのは高橋さんでございます」と発言したことが問題となり、即日、大臣を辞任されました。マスコミの印象はどうですか?
「正直、マスコミとの関係は残念に思いました。記者も僕も互いに警戒心を持って話していたら、気持ちが通じないでしょう。