安倍政権「失言防止 マニュアル」を斬る(2)麻生財務相は早速実行!? (1/2ページ)
国会議員らに配布された資料には、〈聴衆に「届く」演説を考える〉と題したペーパーもあった。演説時の話し方などをアドバイスした内容で、
〈聴衆を参加させる「関西準キー局型」演説〉
という項目では、聴衆との距離を縮めるうえで〈関東と関西のバラエティー番組の違いに「スタジオの観客が映るか、映らないか」というポイントがあります〉と解説。この内容にツッコミを入れるのは、時事ネタを織り交ぜた単独ライブ「Q展」での漫談が評判の芸人・ユリオカ超特Qだ。
「関東の番組でもスタジオの客はバンバン映りますよ。何を基準に関東と関西を分けているのか、そもそものポイントがズレている。もし関西というキーワードを入れるなら、本音を好むってことですかね。毒舌で知られる上沼恵美子さん(64)は、誰にでも忌憚のない意見を言うから人気があるんです。それにネット社会になる前は、タレントが地方のローカル番組に出演し、際どい発言でスタジオを盛り上げても東京まで届いてこなかった。その構図は政治の世界も似ていたのですが、塚田議員が北九州市の集会で『忖度発言』をした時、あっという間に報道された。今は本音を吐く『関西準キー局型』をマネしたら、むしろ失言が増える可能性が高まりますよ」
さらにペーパーには、
〈演説会の弁士を「劇のキャスト」として考える〉
として、選挙中の個人演説会で複数の応援弁士が同じ話を繰り返すことを避けるため、〈各応援弁士を演劇のキャストのように考え、それぞれに役割を持たせる〉とし、さらに〈弁士にアピールしてもらいたいことを簡単なメモにまとめ出演依頼とともに渡してあげる〉と教示する。
「各応援弁士を演劇キャストとして考えろって、小泉進次郎衆院議員(38)や安倍総理が選挙の応援に来てくれた時、自分より有名な人に対し、演出家になれってことですよ。しかもアピールしたいことをメモで渡したら、先輩に嫌がられますよ。僕が明石家さんまさん(63)に『こんな感じでしゃべってもらえますか』と言うようなもの。このペーパーを実行したら、党内での関係性も悪くなりますよ」(ユリオカ超特Q)
もはや資料は反面教師としての参考にもなりえていない。