美空ひばり没後30年、知られざる「不死鳥お嬢伝説」 (2/5ページ)

日刊大衆

『美空ひばり公式完全データブック』(角川書店)の編纂者で、『美空ひばり最後の真実』(さくら舎)の著者でもある現フリーライターの西川昭幸氏は語る。「小林さんは同じ日活の浅丘ルリ子さんと同棲していましたが、浅丘さんの父親の反対で、結婚が流れた。そんなタイミングでした」

 結婚については、ひばりのほうが積極的だった。これは、「三人娘」として同時期に活躍した江利チエミが高倉健と、雪村いづみが外国人と結婚し、独身は自分だけとなったことも影響していたようだ。

「小林さんが居場所を知らせていないにもかかわらず、滞在先や一見で入ったクラブにまで、ひばりさんから“ダーリン”と電話がかかってきたとか。

 そして、彼女が“どうしても結婚したい”と相談したのが山口組の田岡三代目です。昔は、興行とヤクザ組織の関係は強く、三代目は特に、ひばりさんを寵愛していましたから」(前同)

 小林は後年、その結婚劇の顚末を告白している。

「あるとき、自宅に三代目がやって来て、“天下のひばりが、惚れたと言うとんや。男冥利に尽きるやろ”と結婚を勧められたというんです」(同)今では考えられないが、2人の結婚会見には田岡三代目が同席している。

 だが、スター同士の結婚は、うまくいかなかった。わずか2年で破局。離婚時は20代後半だったひばりに以後、新しい恋の噂は聞かれなかった。

「大物すぎて、誰も恋愛対象として見られなかったのでは」(スポーツ紙記者)

 それはビッグスターの宿命だ。寂しさを埋めるためか、酒に依存しがちになり、頻繁に自宅に人を招いた。

「中村メイコさんのほかに、小林旭さんをめぐる因縁もある浅丘ルリ子さんとも親しかったですね」(前同)

■旧友への心温まるエピソード

 江利チエミ、雪村いづみとの友情もあった。

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