#へんてこアート入門 『センス・オブ・スケール展』編 (4/5ページ)
今回展示している「スケールと見立ての関係」は、制作時にスケール(縮尺)をどう使い分けているかという、田中さんの頭の中を図にしたような作品です。「えっ、手の内を公開しちゃってもいいんですか!?」と私は戸惑いましたが、ご本人は気にしていない様子でした。

田中達也「スケールと見立ての関係」2019年 作家蔵 撮影:木奥恵三
――今回の企画展で展示されているもの以外で、「ぜひこの作品も紹介したかった」という作品はありますか?
立浪さん 出品作家の一人でもありますが、鈴木康広さんの「空気の人」という作品は展示してみたかったです。事情があって不出品となりましたが、当たり前にある空気という存在を、見事に可視化した作品です。
作品自体がとても大きくてインパクトがありますが、「空気の人」をきっかけに、地球を覆う気体としての空気に意識が向くというか、地球の成り立ちや宇宙まで連想させ得る魅力的な作品だと思います。
※「空気の人」は鈴木康広さんの公式サイトで見られます
⇒「鈴木康広」公式サイト
http://www.mabataki.com/
――今回の展覧会をより楽しむには、事前にどんな準備をしておくといいですか?
立浪さん 美術に興味がない人や、知識がない人でも楽しめる展覧会だと思います。特に事前学習のようなものは必要ありません。あえて挙げるとすれば、身の回りを見渡して、目の前にあるものが原寸のものなのか、拡大・縮小したものなのかを考えてみるというのはどうでしょうか。