ゲスの極み!鬼畜の所業!平貞盛が自分の孫を殺そうとした理由がエゴすぎる【中編】 (3/4ページ)
この貞盛の評判は地に堕ちるではないか」
……と、どこまでもエゴ&邪推むき出しの答え。思わずツッコミそうになってしまった左衛門尉は、ぐっと堪えて一計を案じます。
「ははぁ。畏まりました……しからば帰り道、それがしが山中にて射殺します故、お任せ下され」
拝命する左衛門尉(イメージ)。
「うむ、任せたぞ」
「それと父上」
「何じゃ」
「帰りの道中、医師に警護をつけてやりましょう。さすれば、我らは医師の安全を守るべく手を尽くした面目が立ち、疑われる事もないでしょう」
「……それは名案。しからば、我がお気に入りの判官代をつけてやろう。いざとなれば二人で首尾よく仕留めるのじゃ」
「御意」
……貞盛との話がまとまると、左衛門尉は大急ぎで、旅支度をまとめた医師の元へ駆けつけ、事の次第を伝えました。
「我が父ながら、まったく愛想が尽きる……それがしは妻子の命の恩人である先生をお助け致します」
という事で、左衛門尉は医師に対して、帰りの道中は判官代を馬に乗せ、医師自身は歩いて従うように伝えます。