10代のうつ病が増加傾向。原因はゲームではなくSNSであるとする研究結果(カナダ研究) (3/3ページ)
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・SNSが心身に及ぼす影響はまだ未知数
最近では直接的な人間関係にかわり、ネット上での人間関係が増えてきている。特に10代の若者の場合、1日平均で6~7時間画面を見つめて過ごしているといわれている。
このような状況だが、研究チームの1人であるエルロイ・ボーアズ氏によると、ネット上の人付き合いが人々に与える影響をきちんと調べた研究はまだ少ないのだそうだ。
彼はこの状況を70年代の喫煙になぞらえている。当時、タバコの有害さは今ほど知られておらず、人は自由に喫煙をしていた。しかし、現在の喫煙に対する風当たりの強さはご存知の通りだろう。
SNSも最近でこそ、その心に与える悪影響を指摘する声が増えているが、今のところ子供であっても比較的自由に利用することができる。
うつ病は年齢にかかわらず発症するが、若いうちに発症した場合、薬物の使用、自尊心の低下、対人スキルの悪化といった、社会生活を困難にする状況につながりがちであり、特に注意が必要だ。
未来を担う大切な若者であるからこそ、健全なSNSの使い方を教えておくべきなのかもしれない。
References:Social media, but not video games, linked to depression in teens, according to Montreal study | CBC News/ written by hiroching / edited by parumo