スマホを使いすぎると、情報の意味を分析したり、理論的に考える能力が一時的に低下する(米研究) (2/3ページ)
いわゆるリテラシーの低下である。
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・ただし、スマホが認知能力に与える影響は一時的なもの
最後の3つ目の研究は、2番目の研究と同じような内容だったが、1週間経過後に、スマホをあまり使わない4週間のインターバル期間を設けてみた。
すると、こちらでもやはり長時間スマホを利用していたグループでは意味の解釈・分析能力が低下するという結果が再現された。
だが、その効果は4週間後にはほとんどなくなってしまい、最後にはスマホの利用時間が長かったグループと短かったグループとの差異は消えてしまった。
つまり、スマホが認知能力に与える影響は一時的だったということだ。
ずっとスマホを利用することが、脳の長期的な神経可塑性に影響を与えるかどうか——特に長期的目標のために目先の欲求を我慢する能力と忍耐強く思考する能力との関連を調査しました。ですが、長期的に影響を受ける認知能力はほとんどありませんでした(フロスト氏)
・一部の認知能力は向上していたことも判明
またかなり意外な事実も判明した。それは情報の真贋を判断する力など、一部の認知能力はスマホによってかえって向上していたということだ。
情報があふれ、中にはフェイクニュースや人を騙そうとする情報もある現代社会では、この能力はとても重要なものだろう。