三浦雄一郎×毒蝮三太夫「徳川家康の言うことは参考にならない!?」 (2/6ページ)
テントに出入りするだけで命がけの苦しさなんです。
蝮 酸素が半分というのは、想像がつかないなあ……。
三 朝から晩まで走っているようなもんですね。眠っているときでもね。
蝮 そんなときは、“あ~早く帰りたいな”“家の布団で寝たいな”って思ったりしないんですか?
三 それは、やはり登頂するまでは、我慢しますね。
蝮 そうか、やっぱり“頂上に行くんだ”という思いが気持ちを強くするんだな。前にも大病というのは、経験されてるんですか?
三 まず、子どもの頃に結核をやって。
蝮 終戦直後は多かったですよねえ。「ストレプトマイシン」という特効薬が出る前でね。死につながる病でしたよ。三浦さんは肺を取ったりは?
三 取ってはないけれど、肺は小さくて、肺活量は2000ぐらいで。
蝮 それはよかったですね。『男はつらいよ』の渥美清さんはね、片肺を切除したんですって。だから、無理はできなかった。撮影のときは一生懸命だけど、ふだんは静かにするしかなかったから、寅さんのイメージとはまったく違う。それで、あれだけの本数の映画に出ていたんですから。
三 それは、よく頑張りましたね。立派ですよ。僕は高校時代から運動して、大学時代から山に登るようになって強くなりました。でも、70歳を過ぎてからは心臓の手術を7回やりました。
蝮 え~、7回? 三浦さん、手術が好きなの(笑)?
三 いや~、そんなことはないんですよね。
蝮 あるいは、その病院がポイント制になってるんじゃないの? スタンプが10個たまると、心臓を新しいのに取り替えてもらえるとか。医者が“三浦さん、あと3回だから、頑張んなさい”って励ましたりして。
三 ハハハハ。だったらいいですね。