横山剣、SMAPやTOKIOにも楽曲提供する “ 歌うメロディ・メイカー”が語る「昭和の車と女」 (3/6ページ)
ブウゥーンッブンブンブブブウゥゥンブーーゥウンッ!!(見事な音程でギアが上がっていく様を再現描写する剣さん)
やっぱりF1とかでも、フェラーリのマシンが、モナコのトンネル出たシケインのところでシフトダウンする音、トンネルの中の音も全然違うんですねえ」
■ユーミンの『COBALT HOUR』にいすゞベレット1600GTが
――横山さんの曲にも何度も登場するいすゞベレット1600GTには、特別な思い入れが?
横山「子どものときですね、ミッキー・カーチスさんが、レース活動のときはブライアン・カーチスって名前で、いすゞの契約ドライバーだったんです。プロの、本物のお金もらって。
レーサーって子どものアイドルだったんすね。コマーシャルにも出ていて、僕の母親も大ファンだった。僕は小学生でしたけど、行くとレーサーに会える場所をリストアップして、今日は飯倉のキャンティに行ってみよう、ホテルオークラのカメリアってとこにいるぞ、とかって待ち伏せしたりして。
生沢徹さんとか福澤幸雄さんとか、それぐらい人気あった。当時、サッカーより人気ありましたね。モータースポーツのほうがメジャーでした。ペレとか釜本以上に。
そうそう、ベレG(ベレット1600GTの愛称)。ですね、ベレGといえば、應蘭芳さん! 僕は『OH! LANGFANG』っていう楽曲を、ちょうど20年前『gold fish bowl』ってアルバムに入れたんですけど、まあ、子どものとき、應蘭芳に憧れてたんです。『プレイガール』にも出てて。スカイダイビングはやる、スキューバダイビングもやる。それでレーサーだし。まさにハンサムなプレイガール。僕が子どものときは『マグマ大使』のモルって奥さん役で出ていた。そのモルが異常にセクシーで、ボディコンシャスなパッツンパッツンの衣装着てて……。子ども心にもちょっと儚く興奮しちゃった。男勝りで格好良いと思っていたその應蘭芳さんを思い出して、自分の妄想の中で、元町を黄色いベレットGTで走ってる、と歌ったんですね。そうしたら、應蘭芳さんご本人からファックスが来て“本当に黄色いベレG乗ってました”って書いてあったんです。