処刑後数百年以上たってから無実が判明した中世の魔女の奇妙な物語(ドイツ) (2/6ページ)

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・魔女裁判で処刑され、数百年後に無罪が判明した奇妙なケース
ところが近年、数百年前に火刑になった魔女だと言われた女性のケースが覆された奇妙な出来事があったことがわかった。
処刑後ずいぶんたってから彼女は無罪だったと公式に認められ、その汚名を晴らすことができたのだ。彼女はこんなにも時間がたってからやっと平穏な眠りを手にいれたのだ。
・地域から信頼されていた女性が魔女の汚名をきせられるまで
この奇妙な話の発端は、1600年代のこと。ドイツのケルンにある平穏な村でのことだった。ここに、カタリーナ・ヘノットという若い女性が住んでいた。
町の郵便局長をやっていて、ドイツ史上初の女性郵便局長だったことが広く知られている。カタリーナは影響力のある高潔な人物だと皆に思われていて、父から受け継いだ郵便局を、兄のハーガーと共に経営していた。
ふたりともは地域社会の信頼の柱だとされていて、愛され尊敬されていた。しかし、それもタクシスの伯爵レオンハルト二世が、郵便制度を改革して国全体で統一された中央郵便局をひとつ設立しようと圧力をかけ始めるまでのことだった。
これにカタリーナは反対していて、この対立が、彼女とその家族にふりかかることになる災難の元凶となったようだ。
1626年の始め、ケルン一帯は大規模な魔女パニックに襲われた。突如として、これまで闇に隠れていた超自然の力が、無実の者を餌食にし始めたというのだ。