処刑後数百年以上たってから無実が判明した中世の魔女の奇妙な物語(ドイツ) (4/6ページ)

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しかし、近年になってようやく、カタリーナへの嫌疑が変わったのだ。
・数百年たった後、事件が見直され無実が証明される
驚いたことに、2012年になってこの事件が見直されて、何世紀も前に生きていたカタリーナの嫌疑が晴れた。処刑されてから既に400年近く経過している。
かなりの時間がたっているにもかかわらず、ただ権力側と反対の立場だったというだけで、まったくの無実の女性に対して、あまりにも理不尽な不正が行われたと考える人がいたのだ。
福音司祭で宗教教育の教師でもあるハートムート・ヘゲラーは、ケルンの評議会に再審請求をした。
授業で魔女裁判についてとりあげていて、生徒たちから、カタリーナ・ヘノットに対する裁きは無効にできるのかどうかと訊かれました。
ノーと答えるしかありませんでした。カタリーナは尊敬に値する評判の人でした。さぞかし、いわれのない汚名を晴らしたいと思ったことでしょう。
キリスト教徒として、無実の人々が処刑されたことは、捨て置けないことだと思いました。それがたとえ、何世紀も前のことであろうと
ヘゲラーは、カタリーナの生存している子孫を実際に探し当てることから始め、遅まきながら彼女の汚名を晴らすための活動に道筋をつけることができた。
カタリーナの処刑はまったくの不正によるものだったこと、政治的な対立や無分別によってたきつけられたものであったこと、彼女の死は政治的な怨恨によるものだったことなどの証拠を公にした。