歌舞伎や寄席、相撲でよく見る「江戸文字」実は呼称もデザインも全て違う。正しくはなんて言うの? (3/5ページ)

Japaaan

寄席文字の書かれたビラなど落語にまつわるものを収集し、師匠不在のなかで過去の文字を見よう見まねで習得していきました。そして昭和の名人といわれた落語家8代目桂文楽(1892年‒1971年)の提案により、落語家を廃業し専門の書家として「橘流」を名乗ることになりました。現在の寄席で見られる書体はこの橘流ということになります。

寄席字は、客が集まるよう縁起をかついで空白を埋めるように字が詰まり加減になっており、さらに客入りが尻上がりになるようにと願いをこめ、右肩上がりになっているのが特徴。落語の看板やめくり、番付、ビラや千社札にも使用されています。

相撲の相撲文字は「根岸流」

相撲で使われるのは「根岸流」、通称相撲文字と呼ばれます。大相撲の番付や広告、現在のポスターなど多岐にわたって使用されています。

江戸時代の相撲興行や力士の育成に当たっていた組織を「相撲会所」と呼びますが、会所に属す番付版元の三河屋根岸治右衛門兼吉(みかわや ねぎしじえもん けんきち)が創始したと伝えられています。

根岸流は、勘亭流や橘流とも似ていますが、より隙間が少なく直線的です。

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