浮気や不倫とは違う、「ポリアモリー」という複数同時交際のセクシャリティー (1/2ページ)
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恋愛アップデート計画
私たちは小さい時から「たった一人の愛し続けること」の素晴らしさを教わってきました。
しかし、よくよく考えてみれば、自然界は複数の異性と交際し、子孫を産んでいる生き物の方が多いわけで、人間だけが特定の相手とだけ愛情を育くまなくてはいけない、というのもおかしな話です。
「一度に何人もの人を好きになってしまう、それが一度や二度ではない」、もしそんな経験をしたことがあるなら、あなたは「ポリアモリー」なのかもしません。
ギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)をくっつけた造語です。
一度に複数の人を好きになり、しかもその対象は異性に限らず、かつ交際相手が全て、こちらに複数の交際相手がいることに合意している、というライフスタイルを確立している人のことを指します。
この、交際相手が全員複数交際の事実に合意をしている、という点で、浮気や不倫とは明確な違いがあります。
またポリアモリーと対比して、「たった一人の人と親密な関係を築きたい」と考える人を、モノガミーと呼ぶこともあります。
どちらが良いということはありません。ポリアモリーの人もモノガミーになりうる可能性があるし、モノガミーの人もポリアモリーになる可能性があるのです。
ポリアモリーの気質を持っている人は、幼少期から「一人の人を好きになる」という感覚に足して違和感を抱くことが多いようです。
それが思春期を迎えると、「自分は精神病なのではないか?」「複数の人を愛せると言ったら、嫌われるのではないか?」「同性を好きになってしまうのはおかしいことなのではないか?」という悩みに変わり、追い詰められることになります。
今でこそ、LGBTやトランスジェンダーのように色々なセクシャリティーを持った人がいるという考え方が広まってきましたが、子ども時代にはコミュニティが狭いこともあり、どうしても塞ぎ込みがちになります。