「大学の先生」が主人公の映画12選 (3/5ページ)

学生の窓口

本作は一級のスリラーであり、見事なSFドラマに仕上がっています。ちなみに『アンドロメダ病原体』は、2008年にリドリー・スコット/トニー・スコット製作でテレビドラマ化もされています。しかし、もし未見であればぜひ1971年版の本作を先にご覧ください。

『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』(2014年)※日本公開は2018年

大学の予算削減のあおりを食ってクビになった神経学者のピエトロ博士は、自分の才能を生かして一発逆転の手を思いつきます。同様に不遇な目に遭っている考古学者、人類学者、言語学者、経済学者などを集め、新しいドラッグを作って売りさばくことを提案するのです。「オレたちを追放した大学を見返してやる!」と意気上がるセンセーたちでしたが……というコメディー映画。

EU域内でも国によって失業率には高低があって、特にイタリアは失業率が高いといわれます。ギリシャの財政危機でもそうでしたが、国が経済的に低迷すると教育関連予算が削られることが多いのです。緊縮財政の中、ギリシャでも多くの教師が職を失いました。高等教育を受けて「博士号」も持っているのに職がない! そんな事態はイタリアでも起こっており、そのような背景がこのような映画を作らせたのでしょう。

本作がスマッシュヒットとなったため、続編『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』、さらに『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』が作られました。「今度こそ」という落ちこぼれインテリたちの頑張りが笑えます

『スフィア』(1998年)

こちらもマイケル・クライトンの小説(『スフィア -球体-』)を原作とする映画です。イントロ部分は『アンドロメダ病原体』ととてもよく似ています。ただ、話の発端は人工衛星の落下ではなく、太平洋の海中で見つかった巨大な宇宙船です。

海洋生物学者のベス・ハルパリン博士、数学者のハリー・アダムス博士、天体物理学者のテッド・フィールディング博士、心理学者のノーマン・グッドマン博士の4人が呼び出され、深海に沈んだ宇宙船に送り込まれます。その宇宙船の中には謎の巨大な球体がありました。海底基地を設営して調査を続けるのですが、やがて不思議な現象が起こるようになって……というストーリーです。

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